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待ち時間により患者様が受ける不利益について
日本医師会の「第5回 日本の医療に関する意識調査」によると、医療機関に対する患者様の不満のNo.1が「待ち時間(44.4%)」となっています。
半数近い患者様が病院受診時に発生する待ち時間に不満を感じているようです。
長い待ち時間でイライラした経験は誰しもあることでしょう。
待たされると精神的苦痛・ストレスを感じやすいものです。
ところで、実は患者様は精神的苦痛以外にも不利益を感じていることはご存知でしょうか?
不利益として最も多いのが「診察後の予定が組めない」こと
『待ち時間革命』(前田泉 日本評論社、 2010年)によると、待ち時間により患者様が受ける不利益としてもっとも多い回答として「診察後の予定が組めない(39%)」「家事や育児ができない(16%)」「仕事を休む(11%)」があげられています。
病院の受診に関して、クリニック訪問から受診が終わるまでの時間だけでなく、それ以降の時間についてもコントロールできなくなることを不利益に感じる方が多いようです。
待つことは精神的苦痛だけでなく、時間の使い方、時間のコントロールという意味で患者様に不利益を与えています。
診療予約システムで解消できる不利益
不利益として2番目に多く回答された「家事や育児ができない」については、診療予約システムの導入が解消に役立ちます。
診療予約システムを導入することで、患者様は自分の診察のギリギリまで自分の時間として活用することができますので、待合室で過ごす時間を家事や育児に当てていただくことができます。
時間がコントロールできない苦痛を少しでも減らせるのが診療予約システムのメリットの1つでもあります。
ユーザーの利便性を高める技術の発展
AIなどの技術の発展により生活のさまざまな瞬間に便利を実感できることが増えています。
Googleの検索結果画面には、混雑する時間帯や曜日が表示されるようになり、今はまだ不正確な部分もあると言われていますが、今後更に精度が上がっていくことが見込まれます。
新型コロナウィルスの流行により、オンライン診療も広まりました。
診療予約システムも以前よりもさらに便利になってきています。
現在は、それらの診療予約システムにより診察までの待ち時間の解消が実現できていますが、今後は予約から会計まですべてを患者様の体験と捉えて、病院受診にかかるすべての時間に関する不満の解消も実現できるのではないかと思われます。
技術の向上でさまざまな情報が可視化できるようになり、さまざまなサービスの向上に一役買っています。